※新型コロナウイルス感染症の影響により、自治体によっては住民の移動や観光客の受け入れに関して制限を設けたり、自粛を要請したりしている場合があります。方針は随時変更されます。旅行の際は、出発地・目的地の各自治体の公式サイトで最新のガイドラインをご確認ください。
※記事内の航空券価格は、スカイスキャナーの「すべての場所」検索を使って、東京(羽田・成田)を2020年11月21日(土)に出発、11月23日(月)に現地出発する往復航空券(エコノミークラス 大人1名、直行便)の検索結果をもとにまとめています。2020 年9月28日時点の検索結果に基づいており、価格は随時変動しています。
- もくじ
1. 自然な動物の姿に会える「旭川動物園」と広大な丘陵風景|北海道(旭川)
北海道の北中部に位置する旭川は、動物本来の自然な動きが見られる「行動展示」という展示方法で知られる「旭山動物園」をはじめ、まるで絵本のような世界が広がる庭園「上野ファーム」、街の外れにあるアイヌ伝説や廃駅跡が残る景勝地「神居古潭」など、観光スポットが満載です。
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とりわけ「旭山動物園」は、360度見渡せる水中トンネルの中でペンギンが飛ぶように泳ぐ姿を観察できたり、円柱の水槽を優雅に泳ぐアザラシや巨大プールにダイナミックに飛び込むシロクマを間近で見ることができ、一度は訪れたい動物園だと言えそうです。
また旭川空港の南東には「就実の丘」という景勝地があり、大雪山連峰と十勝岳連峰を一望できます。ジェットコースターのようなアップダウンのある坂道もあり、美瑛にも劣らぬ眺望にあふれています。空港を利用するついでに立ち寄りたいスポットですね。
旅行の楽しみのひとつご当地グルメ。旭川を訪れたら、忘れずに味わいたいのは、旭川のソウルフード「新子焼き」です。手羽も含む若鶏の半身を焼く、シンプルで豪快な料理で、日本が復興へと力強く歩き始めた戦後から、庶民を元気にするご馳走として愛され続けているとか。味つけは、醤油や塩などをベースにしたものから、イタリアンテイストまでさまざま。気になるお店に入って、旭川庶民の味を堪能したいですね。
2. 雄大な自然と風情ある石畳の町並み|富山県
三方を北アルプス立山連峰など急峻な山岳地帯に囲まれた富山県は、標高3,000メートル級の山々が連なる世界でも有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」や世界文化遺産に登録されている小さな合掌造りの山里「五箇山」、トロッコ電車の発着駅がある「宇奈月温泉」など、雄大な自然を間近で感じられるスポットが豊富です。

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富山市内には、市民の憩いの場として親しまれている「富岩運河環水公園」があり、芝生が広がる開放的な空間でのんびりと過ごせます。遊覧船「富岩水上ライン」に乗れば、富岩運河のクルージングを楽しむこともできますよ。園内にはカフェやレストランもあるので、休憩や食事にも困りません。ライトアップされたロマンチックな雰囲気の夜の公園を散歩するのも良さそうですね。

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300年余り踊り継がれてきた「越中おわら」で知られる「八尾」を訪ねれば、1986年に「日本の道100選」に選ばれた、格子戸のある旅籠や土蔵造りの民家などが建ち並ぶ、風情ある石畳の諏訪町本通りを散策することができます。近隣には「越中八尾観光会館」があり、絢爛豪華な3台の曳山も見学できますよ。

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「天然のいけす」と言われている富山湾に面し、標高3,000メートル級の立山連峰がある富山は、食材の宝庫でもあります。最高級ブランドと称される寒ブリ、ワタの旨味がたまらないホタルイカなどの新鮮な魚介類から、黒いスープが特徴のラーメン「富山ブラック」や稀少なシロエビを気楽に味わえる「シロエビバーガー」といったご当地グルメまで、幅広く堪能できるのも魅力です。
3. 四季折々の景色が楽しめる大名庭園と名高い城跡|香川県
香川県は、大小の島々が織りなす瀬戸内の美しい景観が魅力です。同県の中部に位置する高松市は、瀬戸内海に面した街で、アートの島として知られる「直島」や鬼ヶ島伝説が残る「女木島」、なだらかな斜面が広がる風光明媚な「豊島」など離島へのアクセスも抜群です。

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高松市内には、国の特別名勝に指定されている庭園の中で最大の規模を誇る「栗林(りつりん)公園」があり、6つの池と13の築山を巧みに配した、江戸時代初期の回遊式大名庭園を見ることができます。庭園内には、四季折々の美しい景色を眺めながら抹茶や煎茶を味わえる「掬月亭(きくげつてい)」も。例年、11月中旬から12月初旬頃に見頃を迎える紅葉のシーズンにライトアップされる夜の幻想的な風景も人気です。
かつて松平家の居城だった「高松城」も必見のスポット。現在は史跡高松城跡玉藻公園として公開されていて、重要文化財に指定されている艮櫓(うしとらやぐら)、月見櫓など、見所が盛りだくさんです。城内のお堀には、鯛が泳いでおり、エサを与えると鯛の願いを叶えた人の願いも叶うといわれているそう。和船に乗って、内濠にそびえる天守台の迫力を体感できる城舟体験もおすすめ。

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高松市で外せないグルメと言えば、讃岐うどんですが、骨付きの鶏もも肉を焼いた「骨付鳥」や、たこ焼きのように見えて中にカレー風味の鶏肉が入った「かっしゃ焼き」など、ユニークでおいしいソウルフードを食べ歩くのも楽しそうですね。
4. 弥生時代の遺跡と、二つの街をつなぐ世界有数の動く鉄橋|佐賀県
南は玄海国定公園に指定された美しい海岸線に面し、北は広大な干潟の広がる有明海に面している佐賀県は、のどかな田園風景が見られる農業や水産業が盛んな県です。
人気の観光スポット「吉野ヶ里遺跡」には、全長2.5キロメートルの壕に囲まれた日本最大規模の弥生時代の環壕集落跡があり、「魏志倭人伝」にも記されているという楼観跡や竪穴住居跡を見学できます。弥生時代の植生に近い森を再現したエリアや広大な芝生の中に物見櫓風の大型遊具が設置されたエリアもあり、1日学びながら遊べます。

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吉野ヶ里遺跡から程近い場所にある三養基郡みやき町は、窯元で焼成される白石焼で有名で、ギャラリーで個性豊かな白石焼を鑑賞したり、ろくろから焼き物を作る体験ができます。また佐賀市には、全国最大級の木造復元建物「佐賀県立佐賀城本丸歴史館」も。本丸御殿を3D画面で探検できる「バーチャル佐賀城」や佐賀藩の科学技術の展示などがあり、佐賀の歴史に触れることができます。

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佐賀市の諸富町へ向かえば、川に架かる世界でも有数の昇降式可動鉄橋「筑後川昇開橋」があり、1日8回、諸富町と対岸の福岡県大川市を結ぶ光景を眺めることができます。さらに有明海沿岸をシチメンソウが真っ赤に染め上げる景色も見逃せません。例年、11月上旬に見頃を迎え、東与賀海岸の堤防からは、見事に色づいたシチメンソウの群生を眺めることができますよ。

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佐賀観光のついでに、呼子いかの活きづくりや代表的なおくんち料理である柿の葉寿司などの郷土料理に舌鼓を打つのも良さそうですね。
5. 世界最大級のカルデラの絶景と情緒あふれる温泉|熊本県
世界最大級のカルデラ「阿蘇山」や日本三名城「熊本城」など、多彩な見所が点在する熊本県。阿蘇随一のビュースポット「通潤橋」は、熊本地震や豪雨に見舞われたものの、約4年ぶりに豪快な放水が見られるように。日本最大級の石造りのアーチ水路橋から放水される様子は迫力満点です。

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また内牧温泉の北東に位置する北外輪山の一峰「大観峰」からは、阿蘇の街並みや阿蘇五岳、くじゅう連峰まで一望でき、畏怖を感じるほどの絶景に心が震えそうです。秋から冬にかけて幻想的な雲海に出会えるチャンスも。
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阿蘇山の北には、全国屈指の人気温泉地である黒川温泉があり、温泉宿と里山が織りなす情景にどこか懐かしさを感じます。この温泉の名物は「露天風呂めぐり」の入湯手形。1枚入手すれば、黒川温泉の旅館の28箇所の露天風呂の内、3箇所に入浴できます。手形は黒川温泉内の各旅館、もしくは黒川温泉旅館組合「風の舎」で購入可能です。
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西日本一の栗の生産地である山鹿市を訪ねれば、山鹿和栗をふんだんに使った栗スイーツを思う存分、味わえます。栗を練り込んだ焼き菓子や栗まんじゅうなどもあるので、お土産探しにもぴったりです。
行楽シーズンの秋は紅葉などの絶景も見られて、心浮き立つ観光スポットがいっぱいです。ぜひ晩秋を彩るステキな旅を実現しましょう。