新しい年が始まる1月。まだまだ寒い日々が続く日本を抜け出して、暖かい国に旅してみてはいかがでしょう。そこで今回は、2025年1月に6万円以内で行けるアジアの旅行先を4都市ピックアップ。各地の見どころをご紹介します！新年の「旅はじめ」のご参考に。
※記事内の航空券価格は、スカイスキャナーで、出発日、現地出発日ともに「月全体」から「1月」を選んで検索した際の最安価格です（羽田／成田空港発、エコノミークラス大人 1 名、 往復便、乗継便含む）。記事公開日時点の検索結果に基づいており、価格は随時変動しています。
- もくじ
1. 緑に囲まれた南国での温泉体験｜クラビ（タイ）
マレー半島の西海岸、パンガー湾沿いにあるタイ有数のリゾート地「クラビ」。日本からはバンコクやクアラルンプールを経由していくのが一般的。海岸線が複雑な地形をしているため、ビーチの多くは海上からアクセスしなければならず、手つかずの自然が残り、神秘的な雰囲気を楽しめる場所です。
沖合には130以上もの島々が点在している「クラビ」では、そんな数々の島を巡るアイランドホッピングが人気の楽しみ方。ロングテールボートに乗ってアドベンチャー感覚で海を悠々と進んでいけば、ダイナミックな自然を堪能できるはずです。1月は乾季にあたり、干潮時には海に沈んでいた場所に白い砂浜が現れる珍しい光景に遭遇するチャンスもありますよ。
「クラビ」には天然の温泉があるのをご存じですか？ 緑に囲まれた川や滝が源泉かけ流しになっていて、水着で入ることができるのです。ほどよく温かな39度くらいの水温で、地元の人にも人気なのだとか。自然に囲まれた立地ですが、トイレやシャワー室、更衣室なども完備されているので安心。日本とは一味違う、タイならではの温泉体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2. ジャングルの自然を満喫｜コタキナバル（マレーシア）
世界で3番目に大きいボルネオ島の北部にある、マレーシア・サバ州の州都「コタキナバル」。海岸沿いにある港町で、ボルネオ観光の拠点として知られています。成田からマレーシア航空の直行便が夏期のみ週2便運航。1月はクアラルンプール経由でアクセスできます。
コタキナバルでまずチェックしたいのが、海辺にある「コタキナバル市立モスク」。白亜の建物に薄い水色のドームが特徴で、水に囲まれていることから“フローティングモスク（水に浮かぶモスク）”という愛称でも親しまれています。夜はライトアップされ、水面に建物が反射し幻想的な光景に。モスクの内部の見学は登録が必要ですので、事前に確認しておきましょう。
国土の3分の2をジャングルが覆うマレーシアならではの自然を体験したい人は、「コタキナバル・ウェットランド」へ。24ヘクタールの広大なマングローブの湿地帯熱帯で、熱帯植物や野生生物の保護施設になっています。コタキナバルの中心にありながら、気軽に自然を満喫できる人気スポット。野鳥や魚の生態を観察すれば、よりコタキナバルの魅力にひかれるはずです。
3. 夕日をバックに繰り広げられる圧巻の伝統舞踊｜デンパサール（インドネシア）
“神の国”の別称で知られる人気リゾート、インドネシア・バリ島の首都「デンパサール」。南部に広がるビーチエリアや北部のウブドなどをつなぐハブとなる都市です。日本からは成田と関空から、ガルーダ・インドネシア航空の直行便が運航しています。
バリ島のビーチといえば「クタ」や「ヌサドゥア」が有名ですが、マリンアクティビティを楽しみたい人におすすめなのが「サヌール」のビーチ。波が穏やかなことで知られており、子ども連れの家族旅行にも人気です。静かな環境でシュノーケリングをゆっくり楽しむのもいいですね。東側に海があるので、美しい日の出スポットとしても知られていますよ。
バリ島の伝統に触れるなら、民族舞踊のケチャックダンスを鑑賞してみてください。ラーマ王子の妻シタが鬼のラハワナに誘拐されたという、この地方に伝わる「ラマヤナの伝承」を表現したダンスショーです。民族衣装のサルーンを着た男性たちが、リズムをとりながらダンスを踊る光景は独特な雰囲気。このダンスショーはバリ島のいろいろな所で開催されていますが、有名なのは夕刻時に毎日行われているウルワトゥ寺院。夕日をバックに圧巻のダンスショーが楽しめますよ。
4. ブルネイ王国の歴史を探る｜バンダルスリブガワン（ブルネイ）
世界第3の規模を誇るボルネオ島の北西部にある小さな王国、ブルネイの首都「バンダルスリブガワン」。北部を南シナ海に面し、陸の国境はマレーシアに囲まれた敬虔なイスラム教国です。日本からは、シンガポールやマニラなどの東南アジア諸国の空港を経由してアクセスできます。
首都「バンダルスリブガワン」でまず訪れておきたいのが、この街のランドマークともいえる「オマール・アリ・サイフディン・モスク（オールドモスク）」。礼拝時間以外であれば、イスラム教徒でなくても内部の見学が可能です。三方を池に囲まれており、その中央にはブルネイの国力が最も栄えていた16世紀の王室専用船を模した船が浮かんでいて、当時の王室の栄華を今に伝えています。
ブルネイの歴史をさらに深堀りしたくなったら、「ロイヤル・レガリア」へ。ここは現国王の即位25周年を記念して建てられた博物館で、王家が継承する財宝を保存展示しています。王室の調度品をはじめ、即位パレードで使われた車、王冠や刀など貴重な品がたくさん！ ブルネイの独立までの歴史を、写真やビデオで紹介するコーナーもありますので、さまざまな角度からブルネイの魅力に触れることができます。
