※2024年12月時点の情報を掲載しています。ルールは随時変更される可能性があるので、利用する航空会社の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
もくじ
国内線の液体物の機内持ち込みルール・制限対象
機内持ち込みが禁止されているもの
機内持ち込み可能なもの・条件があるもの
航空会社の種類ごとの機内持ち込みのサイズ・規定の違い
国内線の液体物の機内持ち込みルール・制限対象
海外旅行の国際線フライトでは特にルールが厳しく気になる方も多い液体物の機内持ち込みですが、国内線においては制限は比較的緩やかです。
ミネラルウォーターやお茶などのペットボトルや水筒に入った清涼飲料水は、制限なく機内持ち込みが可能です。
ただし、化粧品・医薬品に分類される液体物については、1容器あたり0.5kg(0.5リットル)以下で、1人当たり2kg(2リットル)までの重量制限が設けられています。
下記が代表的な制限対象の液体物です。もし大量の持ち込みを予定する場合は重量と容器の準備に気をつけましょう。
化粧水・香水・ヘアオイルなどの化粧品類
虫除けスプレー、ヘアスプレー・ムースなどのスプレー類
シャンプー・リンス・ボディソープなどの入浴用品
歯磨き粉・ハンドクリームなどのペースト状のもの
ジェル・ヘアワックスなどの整髪料
また、アルコールを含むお酒類については、度数24%以下のものは基本的に制限はなく機内持ち込みが可能ですが、24%を超え、70%以下のものは1人あたり5リットルまで機内持ち込みが可能です。通常ほとんどのビール・ワイン・焼酎などのアルコール飲料が持ち込み可能ということになります。
なお、あまり存在しないケースですが、70%を超えるものは機内持ち込みも預け荷物も不可能です。
機内持ち込みが禁止されているもの
国内線フライトに限りませんが、基本的に爆発の恐れがあるもの、可燃性の危険物、凶器となり得る鋭利な刃物類は飛行機内への持ち込みができないため注意しましょう。
代表的な禁止物としては下記が挙げられます。
ナイフ・はさみ・カッターなどの鋭利な刃物
先の尖ったピンセット
喫煙用以外のガス・オイル式の着火具や燃料
カセットコンロ用のガスボンベ
花火・クラッカー・燃焼用の木炭
ゴルフクラブ・バット・スキー板
漂白剤・ペンキ類
なお、犬・猫などのペットや盲導犬・聴導犬・介助犬などの補助犬と共に国内線機内に搭乗することを検討している方は、必ず事前に利用する航空会社に確認をしましょう。
生き物の種類や航空会社によって、機内持ち込み(搭乗)が可能であるか、預入れであれば可能であるかなどの条件が異なります。
関連ページ:機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例(国土交通省)
機内持ち込み可能なもの・条件があるもの
次に、基本的に機内持ち込みが可能なものの代表例をご紹介します。
飲食物やスマートフォンなどの日用品は基本的に制限なく持ち込みが可能ですが、一部条件が設けられているものがありますので、注意して準備しましょう。
食べ物・飲み物(おにぎり・果物・弁当・お菓子など)
モバイルバッテリー・充電器
乾電池(単3・単4などの電池)
喫煙用ライター(小型・携帯型のもの1個)
紙巻たばこ・電子タバコ
ヘアアイロン(コンセント式か電池取り外し可能なもの)
はさみ(先端が鋭利ではない小型のもの)
カミソリ(T字型・電動シェーバー・化粧用)
折り畳み傘・通常の雨傘(先端が鋭利ではないもの)
薬・医薬品
パソコン・タブレット・カメラなどの電子機器類
ハンディファン(小型扇風機)
ウェットティッシュ・除菌シート(液体物制限の対象外)
リュック・スーツケース・キャリーバッグなど荷物をまとめるバッグ類
モバイルバッテリー・充電器
スマートフォンなどに使うモバイルバッテリーは、容量によって持ち込みの可否や数量が異なります。
モバイルバッテリーのリチウムイオン電池の容量が100Wh以下のものは数量制限無し、100Wh~160Wh以下のものは2個まで機内持ち込みが可能で、160Wh超は機内持ち込みが禁止されます。
なお、一般的なモバイルバッテリーの容量は5,000 mAh(約18Wh)〜 20,000 mAh(約74Wh)ですので、多くの場合持ち込みに問題は有りません。
喫煙用ライター
一般的な使い捨てのガスライター、電熱式の電子ライター、吸収剤(綿)入りのオイルライターについては預け荷物に含めることは不可能で、身につけて機内に持ち込みましょう。小型で携帯可能なものに限り、1人あたり1個まで持ち込みが可能です。
はさみ・カミソリ
先端が鋭利な一般的なはさみは機内持ち込みが禁止されますが、刃体6センチ以下の短めで鋭利ではないものは制限が無く持ち込みが可能です。例えば小型の眉毛・鼻毛切り等の化粧用、裁縫セットのはさみなどが該当します。
また、一般的なT字型の髭剃り用のカミソリ、眉毛用のカミソリ、電動のシェーバーなどは持ち込みが可能です。
パソコン・タブレット・カメラなどの電子機器類
ノートパソコンなどの電子機器本体は、内蔵する電池(バッテリー)に応じて条件が定められています。リチウム金属電池の場合はリチウム含有量が2g以下のもの、リチウムイオン電池の場合はワット時定格量が160Wh以下の製品は機内持ち込み・預け入れともに可能です。
対象の機器はパソコン、タブレット、ビデオカメラ、スマートフォン・携帯電話、携帯ゲーム機、無線機などが該当します。
航空会社の種類ごとの機内持ち込みのサイズ・規定の違い
ここまで国内線の機内持ち込みが禁止されているもの、可能なものと条件を紹介しましたが、最後にそれらを収納するスーツケースやバッグ類の機内持ち込み及び、受託(預け入れ)手荷物のサイズ・個数・重量の規定についてご紹介します。
フルサービスキャリア編
手荷物規定にある程度余裕のあるフルサービスキャリア。航空会社や座席クラスによって、規定が違う場合があるので、注意しましょう。