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ドイツの文化・経済都市として知られるライプツィヒ

ライプツィヒは、ザクセン州に属するドイツの都市。同州では州都ドレスデンをやや上回る最大の都市で、旧東ドイツ地域では ベルリンに次いで2番目の規模となっています。バッハやメンデルスゾーンらゆかりのドイツを代表する音楽の街、またベルリンの壁崩壊、ひいては東西両ドイツの統一の端緒となった住民運動の発祥地として知られています。ドイツで2番目に古いライプツィヒ大学では文豪ゲーテ、哲学者ニーチェ、日本近代文学の巨峰・森鴎外、ドイツ首相メルケルらが学びました。近年では、高級車製造や現代美術によっても注目を集めるなど、現在も文化・経済都市として活気に満ちあふれた街となっています。空の玄関口である ライプツィヒ・ハレ空港は市内中心部より北西約15kmの場所に位置。市街とはSバーンやIC、バスで結ばれています。

ライプツィヒの魅力

ライプツィヒはバッハ、メンデルスゾーン、ゲーテ、シラーなどの音楽家、文豪を輩出した文化の都。また「Leipziger Freiheit （ライプツィヒの自由）」という街のキャッチフレーズにもあるように、「自由」はライプツィヒを特徴づける大切なキーワードとなっています。1989年、ライプツィヒで始まった市民デモがきっかけとなって、東ドイツ全土に反体制運動が広がり、ついにはベルリンの壁崩壊、東西ドイツ統一という平和革命を成功させました。毎週火曜と金曜に青空市が立つマルクト広場の一画を占めるのが、ドイツで最も美しいルネッサンス建築の一つといわれる旧市庁舎や、旧市庁舎の裏手に建つのはバロック様式の旧商品取引所と若き日のゲーテ像、通りを挟んでのびるアーケード街「メードラー・パッサージュ」内にあるレストラン「アウアーバッハス・ケラー」前には、ゲーテの代表作「ファウスト」のエピソードを表した彫像が建っています。